『鷲・鷹マニアック』

ワシとタカは同じ生き物◆


 ワシ・タカ入門の前にまず初歩的な基礎知識!
 私は鷹戦士F出版にちなみ個展を開いた。
 よく聞かれる質問に
 「これはワシですか、それともタカですか?」
 実は鷲・鷹は生物学上同じ生き物。
 大きい物をワシ、小型の物をタカと言うと勘違いしている方もいる。
 ワシノスリやダルマワシ、カンムリワシはクマタカ、
 カンムリクマタカより遥かに小さい。
 大きさも例外があるがたしかにタカと名付けられた物は
 ワシと名付けられた物よりは小さい傾向にはある。

◆二つのタイプ◆

 棲む場所によって大きく二つの型に分けられる。

 長翼・短尾型

 草原、山岳性は翼が長く尾が三角で短く、長時間の飛翔と滑空に優れている。
 グライダーのような飛行が出来るわけだ。
 また、羽ばたきの回数も少ない。強風にもビクともしない安定感がある。
 代表的な種族としてはイヌワシ属、ゴマバラワシ、ハクトウワシ、
 オオワシ等ウミワシ属などがある。超大型種にはこの型が多い。
 
 例外としてオナガイヌワシのような
長翼・長尾型があるが
 これも習性的、機能的には
長翼・短尾型に等しい。

 短翼・長尾型


 密林性は翼が短く尾が長く、俊敏な動きとダッシュ力がありスピードに優れている。
 これは密林をかき分けて進むため、あまり長いと邪魔になるわけだ。
 更に俊敏に角度を切り替える必要があるため、長い尾は適している。
 奇しくも『世界三強』と言われるオウギワシ、フィリピンワシ、カンムリクマタカは
 この型に属する。
 オウギワシはワシ・タカ世界最大種でありながら、
 水平飛行にしてはイヌワシより早く、またカンムリクマタカの尾は特に長く、
 この大型にしてハヤブサのスピードを持つとさえ言われる。

◆武 器◆

 
鳥の武器はクチバシと思われる方は非常に多い。
 一般の小鳥やカラス、ハゲワシまで多くの鳥の武器は確かにクチバシだが、

 鷲・鷹の最も強力な武器は爪
であり、攻撃能力、殺傷能力では
 クチバシとは比較にならないほど強力である。
 それを数値で表せばより分かりやすくなるだろう。
 世界最強と言われるオウギワシが握力140kgというデータがある。
 爪は7〜12cm、体重から力を推定して『世界三強』と言われる
 他のフィリピンワシで握力110kg、体重的には半分以下のカンムリクマタカでも
 70〜100kgはあるとは思われる。
 この握力で四本の牙のような爪が突き刺されば人間でも場所が悪ければ死ぬ。

◆生 態◆

 単独で生活し狩りによって生計を立てる。
 群れを作らない彼らは常に一対一の狩りを強いられ、
 種によっては自分の倍以上大きな獲物も狩る。
 通常メスの方が大きく力も強い。オスは俊敏に動き狩りがうまい。
 そのため、ヒナが生まれれば通常オスが狩りをし
 メスはヒナを守るためにそばにいる。ヒナは兄弟が殺し合う。
 これは大型に多く、エサをより多くもらうため、
 生きる条件をよりよくするためであり、例えばエサが多い地域では
 二羽とも成鳥することもよくあるらしい。
 大型になると5〜10km四方の縄張りを持ち、
 進入してきた物は攻撃して追い払う。夫婦は生涯連れ添う。

世界最強鷲鷹ランキング

最強 オウギワシ
二位 フィリピンワシ
三位 カンムリクマタカ
四位 ゴマバラワシ
五位 ベルクート
六位 オナガイヌワシ
七位 コシジロイヌワシ
八位 オオワシ
九位 アカクロクマタカ
十位 ハクトウワシ

タカの体の各部位名称

鳥の体の各部位名称、
詳しくやっちゃうときりがないので簡単に分かりやすく書きました。
詳しく見たい方はコチラをクリック→【各部位名称】

全長
開翼長
初列風切
次列風切
尾羽


クチバシ